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私の第三十四夜をつづります。

2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

街角の虹

八月も最後の日。ぼんやりと過ごした3ヶ月をふり返る。弛緩し続けた3ヶ月…しかも、そういう過ごし方が一番私の性分に合っている。それは、とても困ったことだ。子どもの頃から、とりとめのないことを思い浮かべながら、ぼんやりと寝転がって飽きることがなか…

「稲荷前A遺跡第4地点」~その第4砂丘列東端上の位置~

猛暑がようやく衰えはじめた24日、「第8回平塚市遺跡調査・研究発表会」が開かれ、私も参加した。また、同時開催の「平塚の遺跡ー近年の発掘調査成果ー」(平塚市博物館)で展示された出土遺物も見学した。 今回、その出土遺物展示のなかで、国府域中枢地区…

このまま秋に?

22日から、朝方の室温は27度台が続いている。23日午後は、茅ヶ崎のフラの会場から外に出ると、土砂降りになっていた。濡れ鼠になった腕や足元…この季節の夕立とは思えない肌寒さを感じた。 そして昨日今日と、いつものベランダの空気にも、乾いた澄んだ気配…

さようなら、古い文庫本たち

今は誰も住むことのない家…まもなく跡形も無く消えるはずの家…には、数十年も眠ったままの本がある。廃墟になりかけのその家に、このところ何度か通っている。そして、もう少しの時間、手元に置いておきたい本たちを選んで持ち帰っている。それでも、遺して…

『イージー・ライダー』・『ひとりぼっちの青春』そして『黄昏』

今朝、パソコンを開き、P・フォンダの訃報を眼にして、一瞬、H・フォンダのものと勘違いした。すぐに、いや、ヘンリー(父)ではなくピーター(息子)のほう…と思う。 そして遠い昔の映画の記憶…ヘンリーの息子ピーター、娘ジェーン、そして父・娘のそれぞ…

藤原定家と『相模集』

2013年頃だったろうか、初めて手にした『相模集全釈』(風間書房 1991年)。この本を読めば、もっと歌人相模のことが分かるはず…冒頭に掲げられた序文を、ドキドキしながら読み始めたことを思い出す。 その序文にまず、心を動かされた。刊行をなしとげた研究…

「浦づたふ 磯の苫屋の かぢ枕 聞きもならはぬ 浪の音かな」

整骨院に通い始めて9週間。ようやく”ふつうの歩き方”を思い出せるようになった。 ただ、目がくらみそうな陽射しに負けて、海まで散歩に出かける気力がない。窓から吹き込む海からの風を(大きくふくらんではためくカーテンの動きを)、ぼんやり眺めるだけだ…

届いた歌集

7月下旬、1冊の歌集が届いた。封筒と便箋には、友人の几帳面な文字が並ぶ。友人はいつからか、短歌を詠む人になった。私は、折にふれ、歌人となった彼女の話を聴き、それを楽しんできた。出来上がったばかりの同人誌の印象は軽やかで涼しげなものだった。”聖…

8月から、「はてなブログ」に移行します。

2011年3月21日からの日々、私のとりとめないつぶやきを、「enonaiehon」は受けとめてくれました。 また、私は「enonaiehon」のもっとも身近な読者になりました。 今、「enonaiehon」は、私にとって大切な友人の一人です。 そして、これからは、「はてなブロ…