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私の第三十四夜をつづります。

2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧

2017.11.30

9月以降、朝夕の新聞が読まれないままに、そっくり机の上に重なっていった。 たぶん、私がするべきこととしての優先順序がもっとも低かったのだ。 海も図書館も、足が遠のくばかりだった。 師走を目前にした今、3か月の間にバラバラに飛び散っていた心と体が…

西方遺跡(下寺尾官衙遺跡群)の平安時代の溝

26日、空は明るく、予定がなければ高麗山に向かいたかった。 しかし予定通り、茅ヶ崎市の遺跡調査発表会の会場に向かう。例年と異なり、発表会は新庁舎で行われた。初めて入る新庁舎はお役所らしくなく、アットホームな明るい空間だった(隣町には、こんなに…

”ギリギリス”が鳴く夜

国土交通省では、季節の移り変わりに惑っているのか、”ギリギリス”が鳴いている。 「(セーフ)ギリギリ」「ギリギリ(セーフ)」と鳴いているようだった。 どう見ても、政府のその鳴き方はアウトなのだった。 不謹慎ながら、その鳴き方に思わず笑ってしまっ…

益子町の古寺

20日、”栃木の仏像”を訪ねる旅に参加し、益子焼で知られる益子町へと向かった。 講師の先生たちと共に、三つのお寺…円通寺・西明寺・地蔵院…を廻った。 折りしも秋色が深まるなか、いずれのお寺も、瞑想に入っているかのように閑かなたたずまいだった。 大沢…

久しぶりに聴いた”啖呵”

20日夜、出先から帰って、一息ついたのは真夜中近くだった。 眠ろうとしても、頭がワサワサとして、なかなか眠る気分になれなかった。 一日がかりの旅の刺激が頭のなかで点滅し、脳内の映像画面が早送りされているようだった。 ひんやりした寝床の中で、『そ…

2017.11.20

20日朝、真冬のような曇天のなか、鶴見の講座の一行に加わって益子町に向かった。 一日がかりの旅の目的は、三つのお寺を巡り、それぞれにすまわれる古い仏様たちを拝すること。 神奈川を抜け、東京を抜け、北関東へとバスがひた走る。 小さな窓の外…秋を迎…

2017.11.14

14日、ようやく上野に出かけた。 上野駅から公園にかけて、『今日は休日…?』と思うほどの人出だった。 文化会館や動物園や美術館や博物館に吸い込まれてゆく人々。 11月の空の下、みんなの何かわくわくした気持ちが行き交っているようだった。 私もそうだ。…

2017.11.7

立冬の朝…心地よい冷たさの空気。 電車を乗り継ぐことなく渋谷駅に。 明るい空に誘われて、バスには乗らず、歩き始める。 そして、予定通り迷う。 それでも、大きく迷うことがなかったのは、途中で学生さん達の流れを見つけることができたからだ。 若い人達…

コメントをいただき、ありがとうございます。

3日、国会議事堂前に集まった人々。 主催者は”4万人”と発表していました。 あの日、同じ時間、同じ空気感をともにした方の言葉を読ませていただきました。 そして、あの場所に一瞬生じたつながりや広がりの感覚は、私だけのものではなかったと思いました。 …

”お伴の参加者”たち

3日の国会議事堂前。 歩道にあふれるばかりの参加者のなかには、小さなお供を連れた人もいた。 黒い瞳をした小さなお供は、集会の人波がお尻にぶつかっても、気にするふうがなかった。 友人から頼まれた分も、とシュプレヒコールに力が入る私とは違って、小…