2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧
9月以降、朝夕の新聞が読まれないままに、そっくり机の上に重なっていった。 たぶん、私がするべきこととしての優先順序がもっとも低かったのだ。 海も図書館も、足が遠のくばかりだった。 師走を目前にした今、3か月の間にバラバラに飛び散っていた心と体が…
26日、空は明るく、予定がなければ高麗山に向かいたかった。 しかし予定通り、茅ヶ崎市の遺跡調査発表会の会場に向かう。例年と異なり、発表会は新庁舎で行われた。初めて入る新庁舎はお役所らしくなく、アットホームな明るい空間だった(隣町には、こんなに…
国土交通省では、季節の移り変わりに惑っているのか、”ギリギリス”が鳴いている。 「(セーフ)ギリギリ」「ギリギリ(セーフ)」と鳴いているようだった。 どう見ても、政府のその鳴き方はアウトなのだった。 不謹慎ながら、その鳴き方に思わず笑ってしまっ…
20日、”栃木の仏像”を訪ねる旅に参加し、益子焼で知られる益子町へと向かった。 講師の先生たちと共に、三つのお寺…円通寺・西明寺・地蔵院…を廻った。 折りしも秋色が深まるなか、いずれのお寺も、瞑想に入っているかのように閑かなたたずまいだった。 大沢…
20日夜、出先から帰って、一息ついたのは真夜中近くだった。 眠ろうとしても、頭がワサワサとして、なかなか眠る気分になれなかった。 一日がかりの旅の刺激が頭のなかで点滅し、脳内の映像画面が早送りされているようだった。 ひんやりした寝床の中で、『そ…
20日朝、真冬のような曇天のなか、鶴見の講座の一行に加わって益子町に向かった。 一日がかりの旅の目的は、三つのお寺を巡り、それぞれにすまわれる古い仏様たちを拝すること。 神奈川を抜け、東京を抜け、北関東へとバスがひた走る。 小さな窓の外…秋を迎…
14日、ようやく上野に出かけた。 上野駅から公園にかけて、『今日は休日…?』と思うほどの人出だった。 文化会館や動物園や美術館や博物館に吸い込まれてゆく人々。 11月の空の下、みんなの何かわくわくした気持ちが行き交っているようだった。 私もそうだ。…
立冬の朝…心地よい冷たさの空気。 電車を乗り継ぐことなく渋谷駅に。 明るい空に誘われて、バスには乗らず、歩き始める。 そして、予定通り迷う。 それでも、大きく迷うことがなかったのは、途中で学生さん達の流れを見つけることができたからだ。 若い人達…
3日、国会議事堂前に集まった人々。 主催者は”4万人”と発表していました。 あの日、同じ時間、同じ空気感をともにした方の言葉を読ませていただきました。 そして、あの場所に一瞬生じたつながりや広がりの感覚は、私だけのものではなかったと思いました。 …
3日の国会議事堂前。 歩道にあふれるばかりの参加者のなかには、小さなお供を連れた人もいた。 黒い瞳をした小さなお供は、集会の人波がお尻にぶつかっても、気にするふうがなかった。 友人から頼まれた分も、とシュプレヒコールに力が入る私とは違って、小…