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私の第三十四夜をつづります。

2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

旅先からの葉書

昨夕、友人から絵葉書が届いた。絵柄は夕波とゴンドラ、そしてサン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂*のシルエット…貼られていた切手も美しかった。(訂正しました:*1984年の旅でベネツィアに1泊した私の記憶といえば、サン・マルコ寺院とアカデミア美術館…

角の傷んだ小さな本たち

26日午後、大磯町に出かけた。 昔と変わらない大磯駅。バスに乗り、その日の行事の集合場所―”旧吉田茂邸”へと向かう。隣町に住みながら、その邸宅への関心が低いまま、焼失(2009年)以前も再建(2016年)以降も見学したことがなかった(ちょっと疚しい…)。…

”身の丈”という基本理念

☆【教育の機会均等】とは… _____________________ 教育基本法 第4条 (1) すべて国民は、ひとしく、その能力に応じた教育を受ける機会を与えられなければならず、人種、信条、性別、社会的身分、経済的地位又は門地によって、教育上差…

海、富士山、そしてダンマパダ

22日、”富士山に初冠雪”と聞いた。翌日、澄んだ空が広がった。『海から富士山を見なくては…』と思った。 晴れやかな海岸通りには金木犀の香りがあった(気管支まで反応するほどに)。 台風のあとの浜辺には、積み藁状の漂着物の塊りが点々と連なっている。砂…

♪ Shule, shule, shule-a-roo… ♪

19日午後、博物館・地質分野のジオツアー(”金目川の古流路”)に参加した。 出発地点の花水川(金目川下流)の川原は、台風の名残り…夥しいゴミ(プラスティックボトルなど)…で無残な姿になっていた。そして、久しぶりに見る高麗山には秋の色が入り混じって…

「カテゴリーで見るのではなく」

11日の朝刊を12日夕方になって読み始める。 台風19号が近づいた11日、朝から富戸に出かけ、トンボ帰りをした。 しっかりと雨具の支度をして、治りかけの足で富戸の坂を登りはじめる。急坂を流れ落ちる雨は”せせらぎ”のような音を立てていた。靴も靴下も直ぐ…

葦原と木道に吹く風

ようやく涼しくなりはじめた頃、東京の友人とメールのやり取りが続いた。いつもより、美術展の話題が多かった。 友人は、”あいちトリエンナーレ2019”の「孤独のボキャブラリー」を観にゆくこと、できれば再開予定の”表現の不自由展・その後”も観たいと書いて…