2012.3.19 誘われるように浜辺へ向かった。 鉛釉の雲と光の粒子が水平線を引き、青い大島の島影が浮かぶ。 砂丘の稜線に残る捨て猫の小さな足跡を追う。 彼岸の海は何も無かったように薄水色に輝きながら、浜に打ちつける波音は高く、繰り返し何事かを吐き出…
三月になって 無性にいたたまれない 自分がちっぽけなことが 夜はふとんに深く潜り込み 昼は繕いものを探し うろうろと部屋の隅の埃りを拭きとり 恥じ入ることさえ恥なのだ 眼をつむって通り過ぎようとして ジリジリただれている
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