enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

2012.3.11

 三月になって
 
 無性にいたたまれない
 自分がちっぽけなことが
 
 夜はふとんに深く潜り込み 
 昼は繕いものを探し
 うろうろと部屋の隅の埃りを拭きとり 
 恥じ入ることさえ恥なのだ
 
 眼をつむって通り過ぎようとして 
 ジリジリただれている