4月初旬、家族に誘われて海に出かけた。
いつもは小暗い印象の松林が、木洩れ日で明るくなっている。
松葉の枯れ葉を踏みながら、公園のなかの道をゆっくり歩く。
アマドコロ、シャガ、サツキ、ハナズオウ、ニチニチソウ…緑と茶色の林に彩りがもどってきていた。
浜辺に出て、波の音に囲まれる。
そのリズムにひたっていると眠くなってくる。
風に吹き寄せられて波模様を描く小石や貝たち。
いつものダンベイキシャゴ(ナガラミ)や、形の綺麗なナミマガシワが波に濡れて光っている。
平塚の海は、いつ来ても、そのままに在る。そのままに広がっている。
波が打ち寄せ、浜が光り、風が吹き抜けてゆく…平塚に海があることの幸せ。
松林のなかの道
姿をあらわしたアマドコロの群落
ぽつんと咲くシャガ 咲きはじめたツツジ
さらに遅れて咲きはじめたコデマリ(4月16日)