19日、雨が上がりはじめた頃、鎌倉に出かけた。
向かった長谷寺は、雨模様の空にもかかわらず、拝観者でにぎわっていた。
大勢の人たちと一緒に詳しい展示解説を聞く。
そして、仄暗いミュージアムの空間に鈴の音が響き続ける。
遠く平安時代のかなたから、鈴の音とともに…錫杖を手にした…観音像がゆっくりとした歩みで近づいてくるように感じる。
大和長谷寺と同木の観音像が海から流れ着くという伝承の意味、その十一面観音像の大きさの意味、錫杖を持つ意味…それらは謎のままで魅力的だ。
雨に濡れたボケの花(境内)
長いひれをなびかせて泳ぐ鯉(境内)
長谷寺の「かきがら稲荷」
街なかの緑の家