enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

2014.7.25

 海に近かった母の家から、駅の近くに移ってから7年目に入った。    
 庭が無い暮らしになってから、見慣れない小さな生き物に眼がとまるようになった。無機質な建物のなかで、生命体はとても目立つ。 
 たとえば蛾。階段や通路でじっとしている姿(なぜそこなのか、分からない)に親しみを感じる。
 昨日の朝、集合住宅の玄関の床に、淡いクリーム色の蝶の形が浮き上がっていた。
 思わず「きれい!」と言葉が出た。3㎝ほどの蛾だ。やはりじっと動かない。 
 すぐにカメラを取りに部屋に戻り、写真に撮ってみた。あとで拡大してみると、翅の縁に、小さなリボン飾りのような模様があった。色も形も控えめだけれど、拡大してもきれいに見える。名前は分からない(ヨツモンマエジロアオシャク?)。
 
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