enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

2015.3.28

 桜がほころびかけた今日、父母の墓に手を合わせてきた。
 親の存在があるから、私はいつまでも子供のままなのだろうか。
 60代になっても、ちっとも大人になった気がしない。
 両親に親不孝を侘びたあと、空を仰ぐ。
 丹沢・大山の屏風のような山影がやけに優しく見えた。
 平塚に戻り、友人に会う。
 桜がほら、こんなに。カツラの若葉も。
 あたたかな春の一日だった。

イメージ 1