enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

彼の絶望。

 
 今夜、公文書改竄事件のTV報道は痛まし過ぎるものだった。
 「このままでは自分1人の責任に」という言葉が遺されていたことを初めて知った。
 彼の絶望がすぐそばに感じられて思わず涙が出た。ひどい。本当にひどい。
 彼が選んだ結論は、自分の命を差し出すことだった。
 彼の絶望がはっきりと言葉となって私たちに届いた。
 この先、どのように事態が収束したとしても、彼の時間はもう戻らない。動き出さない。