朝の光が枕もとにうっすらと届く。起きる時間が早くなっている。
起きようとする心をくじくような朝方の冷え込みも、すっかり遠のいてしまった。
その頃から、厚手のカーテンをかけずに眠るようになった。
じきに、初夏そして盛夏と、陽射しを避けるようになる。
それまでの、春の朝のやわらかな光の時間を味わえるのが嬉しい。
この数日で、ベランダのクリスマスローズは日に日に背を伸ばし、今にも開花しようと重たげにうつむいている。
昨日、安曇野の友人にメールを送った。
桜はまだ蕾…開花は4月初め頃?という返事が来た。残雪で輝く北アルプスの峰々が眼に浮かんだ。
雲紛れの午後の月(3月28日):十三夜の月は今夕のぼってくる。