enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

2018.3.29

 朝の光が枕もとにうっすらと届く。起きる時間が早くなっている。
 起きようとする心をくじくような朝方の冷え込みも、すっかり遠のいてしまった。
 その頃から、厚手のカーテンをかけずに眠るようになった。
 じきに、初夏そして盛夏と、陽射しを避けるようになる。
 それまでの、春の朝のやわらかな光の時間を味わえるのが嬉しい。 
 
 この数日で、ベランダのクリスマスローズは日に日に背を伸ばし、今にも開花しようと重たげにうつむいている。
 昨日、安曇野の友人にメールを送った。
 桜はまだ蕾…開花は4月初め頃?という返事が来た。残雪で輝く北アルプスの峰々が眼に浮かんだ。
 安曇野の桜がほころぶ頃、ベランダのクリスマスローズの蕾はいくつ開いているだろう。

雲紛れの午後の月(3月28日):十三夜の月は今夕のぼってくる。
イメージ 1