enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

2018.1.23

 22日午後、平塚沿岸部でも絶え間なく雪が降り始めた。
 ベランダのスミレの鉢を部屋に入れた。それがスミレにとって良いことなのかどうかは分からなかったけれど。
 
 夕方になって外に出ると、道路に積もった雪に、いろいろな形の靴跡が続いていた。
 傘をさしつつ、足元にも気を取られ、あたりの景色を眺めることもしなかった。
 夜半、南の窓の外でザッと大きな音がした。きっとスギの木に積もった雪が落ちたのだと思った。
 
 23日朝、早起きができなかった。夜明け前、夢うつつで『雪はどうなったろう…』と気にしていたのに。
 ベランダに出ると、雲間から明るい青空が覗き、前の家の屋根に綿を薄く広げたように雪が残っていた。雪の名残りはそれだけだった。スミレを外に出した。心なし、元気がなくなっているように見えた。
 
 安曇野の友人からのメールには、昨日の雪かきに述べ4時間を費やしたと書かれていた。
 私など、雪景色を見ることさえしなかったな、と思った。

降り始めた雪(1月22日14時頃) 
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