enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

2016.8.26

 26日は久しぶりに”おさんどん”の御役目御免となった。
 夕方に思い立った、今日こそ海に行こうと。

 海への道は、なぜか休日のような人の行き来があった。
 『金曜日…そうか、今夜は花火だ…』と気がついた。

 夜に再び海へと出直す体力は多分ない。
 数年前、浜辺で花火を見上げた夜を思い出す。
 あの夜も気持ちのよい風が吹いていた。
 きっと、今夜もそんな風だ。

 浜辺にはパラソルや小さなテントが点々と並んでいた。
 みんな、これからずっと夜まで過ごし、波のそばで、空いっぱいの花火を眺めるのだろうか…いいな。

 26日の大島は青くかすみ、島影をおおうように白い雲が浮かんでいた。
 波はとても青い。そして、やや高い。
 このまま砂浜に寝転がって、花火が暗い空に夢のように散ってゆくのを見ている自分を想像する。
 それは、若く屈託のない頃の私だ…今の私ではないのだ…そんなふうに思った。

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「大島や 波に寝そべり 夏雲を吐く」

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海に向かって…。

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帰るよ…。

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青い波