enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

年越しの季節をやり過ごし…。

 

あぁ…三が日が終わろうとしている…ここで、毎年、ホッとするのだ。

あぁ、明日からまた何でもない日々を過ごせるのだと。

子どもの頃は学校に、大人になってからは勤め先に、私なりに真面目に通った。

これから先の見知らぬ長い時間への不安が、負の動力になっていたに違いない。

そんな生活を経たあとも「するべきこと」はあった。今も無くなってはいない。

ただ有限の将来を見渡せるようになった今、「するべきこと」をこなしてゆく真面目な動力が見当たらなくなった。

最小限の力でイイカゲンに暮らすことを知ってしまった今。

「するべきこと」が待ち伏せる年越しの季節を、イイカゲンにやり過ごし、イイカゲンに暮らして、はばからなくなっている。

そして『あ~ぁ、年越しの季節さえなかったらなぁ…』と、毎年グズグズとやり過ごしては、毎年ホッとするのだった。

 

1月2日の高麗神社:初詣はなぜかちっとも苦にならない…どころか、心休まる時間だ。

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