enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

常念岳の麓へ(3)

 

旅の四日目。あっという間に旅の時間が過ぎてゆく。

 

【6月8日(木)⛅】

明日は再び鈍行電車で平塚に帰る。
安曇野を歩くのも今日が最後になるのか…。
まず家族と「田淵行男記念館」を訪ねる。

想像した通りの「田淵行男記念館」だった。初めて訪れたような気がしなかった。

そして、私は念願通り、安曇野の友人と会った。
つかの間、昔と変わらぬおしゃべりをした。

彼女はこの安曇野で育ち、東京で学び、就職し、私は彼女と出会ったのだ。
旅の終わりに彼女に会えて良かった…。

田淵行男記念館」

 

安曇野で初めて出会ったアカゲラ

 

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6月9日(金)、常念岳の麓から、再び平塚に戻った。
いつもの暮らしが始まり、常念岳の麓を歩いた時間…その空気と光、烏川の流れ、蝶の乱舞、友人の笑顔を思い出し、『enonaiehon』で語りかけている。良い旅だったよ!と。

 

~今、平塚で~

安曇野の友人が手作りしたブルーベリージャムの瓶をまだ開けてはいない(もったいなくて、いつ開けよう?)。

食卓の横にはお土産の絵葉書を置いてある。
ブルーベリージャムの瓶を開けたら、安曇野の友人に、この絵葉書を出そうかな。

 

《追記》

「アルプスあづみの公園」で:

 

私が見た蝶と似ていないけれど、「オオルリシジミ」であってほしい。
舞っている蝶の紫がかった青色のきらめきに眼を奪われた。
翅の裏の白さ、鮮やかなオレンジ色の星を見たかった…。

 

(^^♪

・六月の 甲斐駒 寝そべる 車窓かな  (鈍行はのんびり走るよ…)

・旅の宿 湯のさんざめき あふれ来る  (静謐に朗らかに…)