enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

2014.8.7

 昨日の午後、立秋の海を見に出かけた。
 浜辺に着くと、ヒマワリもヒョウタンもすでに姿を消していた。
 暦どおり、夏は終わってゆく。
 波打ち際に向かって歩きはじめると、砂粒が強い南西の風に運ばれて、痛いほどに打ちつける。
 波は荒れ、白く逆巻いている。
 カイトサーフィンの若者が目の前を勢いよく滑り抜ける。
 強い風で、その身体が空中高く舞いあがる。
 これが2014年の立秋の海・・・と思う。
 少女は、流れ着いた木の枝をかかえて、砂の上に大きく「青春」と書いた。
 少年は、夏を追いかけるように、ボールをめぐって走り続けている。
 
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