晩夏の旅を終えてから3週間ほど経った。
23日、大磯の長兄の家にブドウを届けた足で、久しぶりに高麗山に向かった。
八俵山への小暗い道は少しぬかるみ、風も無く、蒸し暑い。
『まだ夏が残っていた…?』
休息の3週間でたるんでしまったのか、足も重たい。
ヤブラン:
ヤブミョウガ:
白い花が真珠色の実になろうとしている。この花も、ヤブランと同じように緑色の実から黒い実へと熟してゆくようだ。
ヒガンバナが目立つ山のなかで、鮮やかなオレンジ色が夏の名残りを感じさせてくれた。
一心不乱に吸蜜する姿。柔軟で長く微細な管を花びらに深く差し込むようすを初めて見ることができた。チューっと吸っては、プルプルと管を細かく上下させて次の場所を探る。時々、美味しそうに?羽を開いたり閉じたりする。見飽きない。