enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

2月29日に。

夕方のTVから聞こえてきたキャスターの言葉。
TVから流れてきた言葉として、私が初めて聞くものだった。

「国民は国家の奴隷ではないので…」

”奴隷”の言葉に一瞬、身構えた。
これから始まる首相会見を見据え、キャスターの覚悟を刻むような、捨て身の言葉として響いてきた。

それなのに…。既視感たっぷりの、そして記者の存在感ゼロの、出来合いの筋書き通りの、”言葉が語られない”会見に脱力した閏年の2月29日。