2011-03-23 87.8-3 日記 セガンティーニの静謐 夏の乾いた空気と強い陽射し 草原から木末へとわたる風 光がまぶしく 音さえも遠ざかる 時の流れがせきとめられたところから 何かが静かに溢れだしている それは光でもあり 無でもあるような この繰り返し訪れる無の記憶を 私はなつかしむ