enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

94.3.25

 
風は生きている 言葉のない世界で
扉をたたき 窓をふるわせ
閉じかけた心にささやきかける
 遠い日 あなたは あんなにも自由だったではないか?
 黒い髪は葉のように 幼い腕は枝のようにうたった
 もう一度 あなたは あんなにも自由に
 うたうべきだ 言葉のない心で