enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

2011年初秋。

2011.9.3
 大風が 秋津島を渦巻き 渡りゆくとき 闇に深く吐息して 海鳴りやまず 
 
2011.9.5
 忘れていた
 その名も匂いも
 三角橋を渡ると 足もとに
 紫の花が咲いていたのだった
 その名を思い出すまで
 心はもどかしくときめく
 忘れていた花は
 忘れていた時間が咲いていたのだったから