三日間の七夕祭が終わった。街の七夕祭を最後に見たのは2005年頃だったろうか。
七夕飾りを見て海に向かう人の流れもあるのだろう、昨日の浜辺はいつもより人影が多かった。
波打ち際まで歩くと、水の香り・・・西瓜のような甘い匂いがした。
砂に残された足跡も賑やかだ。思わず自分の足跡を振り返ると、薄い、何の特徴も無い足跡だった。
『相模集』から七夕の歌二首
七夕 天の川をわたる
ほどもなく たちやかへらむ たなばたの 霞の衣 なみにひかれて
天の川 かげ見にわたる たなばたの 月のかがみは くもらざらなむ
(『相模集全釈』(武内はる恵・林マリヤ・吉田ミスズ 風間書房 2001)