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私の第三十四夜をつづります。

2015-02-06から1日間の記事一覧

箱根山の月

昨秋、平安時代の“筥荷途”が、“足柄路”の別路として使われていた可能性について考えたことがあった。そして、11世紀の橘為仲(?~1085)が詠んだ歌のなかに、「はこねの山に出づる月かげ」の語があることを知った(もちろん、その語は、為仲が“筥荷途”を採…