朝、ベランダに出ると、きらきらした光が眼に入った。 季節が一歩進んだと思った。 届け物を持って、海に近い次兄の家に向かう。 じきに初夏へとつながってゆく陽射しのなかを歩いた。 手術して曇りのない視界を取り戻した眼が、行く先々のサクラと出逢う。 …
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