暦は9月。
夏が終わると、いつも、一年の残りの時間のことを思う。
そして、今、自分は人生の何月ほどにさしかかっているのだろう、とも思う。
(落葉松の黄葉が散りしきるころだったら良いのに。)
確かなのは、私はずっと前に夏を過ごしたということ。
そして、9月も10月も、すでに流れ過ぎたように感じるということ。
冬木立の季節さえも終わろうとするとき、きっと、まどろみの穴のなかで、
季節を想い巡るだろうということ。
8月31日の海