enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

2012.11.28

 昨日、交差点で信号を待っている時、空気といい空といい、冬そのものだと感じた。季節を感じる時、自分が生きていると感じる。一年という時間のなかで、いくつもの季節がある。その季節のたびに、空を見上げ、生きていると思う。
 昨日、平塚の海は瑠璃色をしていた。正倉院に残された瑠璃坏のような色だ。その瑠璃色の波が浜に向かって波頭を白く発光させながら押し寄せてくる。
 富士山も大島もいつもの通りおだやかな姿なのに対し、波だけが激しく冬のエネルギーを放出している。指が凍えて、夕焼けの時間まで待つことができなかった。
 
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