enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

2013.3.5

 再び3月がめぐってきた・・・政権与党の復興ぶりが空しく危うい春・・・そう思う。
 午後、海に出かけると、浜には美しく危うい砂山が造形されていた。
 崩壊と消滅の予兆と拮抗しつつ端然と影を従えている。日本という国の今の姿でもあるのだろうか。
 吹きつける風が耳のなかで音を立てて乱舞する。この茫漠とした風はどこから吹きつけるのだろう。渺渺とした時の海からだろうか。その風を聞くのはよそう。その海を見るのはやめよう。砂を踏む足に力をこめる。
 遠くに浜辺暮らしの猫の姿を確かめる。ポツンとして小さい。ただ、私の心を映しているだけなのだ。
 
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3月5日の海