enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

2013.4.26

 10日ぶりに海へ向かった。
 今日も風が強い。浜辺の読書はできそうもなかった。
 それでも砂の上にすわってくつろぐ(ように見える)人がいる。
 
 緑と青の二色に分かれた海が広がっていた。 
 また巻貝を探してみようと、波打ち際を歩きはじめる。
 ダンベイキシャゴがいくつか。なつかしい貝。
 砂の上に拾った貝を並べてみる。
 波が近づく。また海の中に帰ってゆくだろう。
 
 歩き続けると波と風の音のなかに閉じ込められてしまう。
 時々ヘリコプターの音がして、見上げるのだけれど姿を見つけられない。
 
 波と風の音に囲まれていると、やがてあてどない存在になっていく。それでいて自分という存在に近づくような気がする。 
 
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