enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

2013.7.17

 平塚の海と空の移ろいを見つめ、小さな場所を静かに占有していた浜辺暮らしの猫。この夏、もうその姿を見ることは無い。
 浜辺の片隅のベンチ。そこに、ほとんどいつも座っていた。そして、この夏を前に、見守ってくれる人に引き取られていったと聞いた。
 きっと今は別の小さな場所から、窓の外の光と風を見つめているのだろうか。
 君と会えなくなって、海への散歩が淋しくなった。そして安心したのも確かなのだ。
 今年の2月に撮影し、”浜辺暮らしの猫(カフカ)”とネーミングした写真。
 もうこの頃から、ひっそりと少しずつ弱っていたのかもしれない。
 ありがとう、浜辺暮らしの猫さん。元気でね。
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