2013-10-01 2013.10.1 日記 9月最後の日の夕方、海に出かけた。 浜から夏の名残はすっかり消えている。 崖のように高い段差の上に作られたボードウォークからは、白い波打ち際が隠れてしまっている。9月終わりの海は青い湖のように静まって見えた。 浜辺暮らしの猫が去ったベンチを振り返る。 ”哲人”のようだった大きなシルエットとは別の、小さな黒い猫の影。 ステンレスのボールのなかに頭を隠すように”夕食”を食べている。 きっとまだ若いのだ。浜辺暮らしの小さな黒い猫は。 9月30日の海と空