enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

2013.10.14

 夕方の西の空に華奢な月が浮かぶ頃から何日かが過ぎた。
 昨日は、駅前の大通りの中空に白々と明るい月がかかっていた。じきに十三夜…。
 
  「 月見ては 心や行くと思ひしを 心ぞとまる あやな憂きよに 」 藤原範永
 
休日の街路に浮かぶ月
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 海岸に出ると、久しぶりに大島が浮かんで見えた。西陽を受けて、はるか房総のビル群が白く光って連なる。海水面上に浮かぶような人工物。人々の活動があやういものに見えた。
 そして、ベンチには目を細めて眠そうな猫。浜辺暮らしだった猫が、休日の浜辺の光と風のなかにいた。こんにちは、猫さん。
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10月13日の海
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