enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

2013.12.11~13 (2)

 遠出二日目の12日朝、作ってもらった地図をたよりに一碧湖に向かう。夜からの強い風は止んでいなかった。地図を握る手指が思うように動かないほどの冷たい風。元気であれば苦にならないはずの坂なのに、しだいに吐く息だけが追い込まれてくる。呼吸のリズムを短く整えながら長い坂をのぼる。
 一本道の街路樹の欅の太い根が歩道を波打たせている。ようやく下り坂になった。眼下に湖が見えてくる。
 12月半ばの湖の周りにはまだ秋の名残があった。”一碧湖”の名より、地域の人々に呼ばれていた”吉田大池”の名に自然な響きを感じる。湖の周りを一周する。落ち葉が絨毯のように深く積もっていた。秋は贅沢な季節なのだ。吹きさらしの坂道をのぼってきてよかった。
 
吉田大池① 
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吉田大池②
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周遊路の地層…チョコレートケーキのような色合いと重なり(中央の○はスケール用の百円玉)。
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沼池暮らし?の猫…ブルーベリー・ベーグルを一緒に食べた。
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