enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

2013.12.11~13 (3)

 遠出三日目。大島の背後から昇ってくる赤々とした日の出を久しぶりに見る。
 12日は十数キロは歩いたと思う。後ろ向きの気持ちを切り替える良い機会になった。今日からはまたいつもの生活に戻るのだ。
 富戸駅までの下り坂を名残惜しい思いで歩く。急坂が脛の筋肉を緊張させて痛い。一昨日と同じ坂道なのに、気持ちが萎えるほどに激しい北風はどこにもない。あたたかく包み込むような陽ざしだ。
 駅に近くなって、静かな青い海に浮かぶ大島が、空中に浮かぶ山のように見えた。さようなら、伊豆の海、伊豆の大島。
 
12月13日の日の出
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クサギの実(富戸駅への急坂で)
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