enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

2014.1.2

 2014年が明けた。
 あたたかなお正月。
 1日の午後、大磯町の長兄の家に向かう前に高来神社にお参りする。
 ここ十年ほどは、家族の新年会はもっぱら長兄の家で開かれている。長兄・次兄の家族の元気な顔が集まる、年に一度の貴重な機会。そして、偏食かつ単調な食生活の私にとって、手作りのおいしいお節料理はとても魅力的だ。思えば二人の兄の妻となった女性たちは、おそらく、人生を丁寧に生きる人だ。私に姉はいないけれど、心のどこかで”姉”として頼ってきた。
 その”姉”の一人が正月花として生けた花のなかに、オレンジ色のカラーがあった。そのややくすんだオレンジ色の際立ち方が新鮮だった。そして、それぞれが、すっと自然な姿で活かされていた。
 今、携帯の画像を見直してみると、水仙の花が、ぱっちりと目を見開いている。これから始まる2014年をただ見つめているようだ。
 
イメージ 1