enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

2014.1.16

 新年も半月が無事に過ぎた。
 2013年は1月、2月と災難続きだった。心臓が乱れ打つことなく一日が無事に終息すること…それはありがたいことなのだ。昨秋ぶり返した気管支の喘鳴も消えて、うつ伏せで寝る必要も無くなったし、信号が点滅したら走り出す元気ももどった。気がかりがあったとしても、空を見上げれば何とかなる。
 今日は散歩の帰り、信号に向かって駆けてくる元気な小学生たちに出会った。4人の小さな女の子たち。みんなおそろいの黄色い帽子をかぶって、一生懸命駆けてくる。でも信号は点滅しはじめた。無理をすれば渡れそうだったが、先頭の女の子がちゃんと止まった。しかし、女の子たちはとても急いでいるのだ。早く青信号にならないかと、みんな足踏みしている。口々に「バスがぁ・・・」と叫んでいるところを見ると、どこかでバスに乗る時間が迫っているのだろうか。
 やがて信号が変わると一目散にまた駆けだした。通り過ぎる時、みんな、なんて明るい瞳をしていることだろうと思った。私はそのような瞳はとっくに失っている。平穏な日々に明るい瞳。そうありたいと思う。
 
1月15日の海
イメージ 1
 
1月16日の河原-枝に留まるトビ
イメージ 2