enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

2014.1.13

 列島の東半部に暮らす私が古代の歴史を学んで強く感じたことは、時代の画期を生み出すような変革の波や新たな文化の波は、どうやらいつも西から伝わってきたらしい・・・というものだった。ただ、東半部の文化が初めて列島のなかで一つの高みにのぼったらしいのが、縄文時代中期・・・その文化を熟成した縄文時代はなぜかとてつもなく長く持続した。そして、やがて西からの波に浸潤されて変容してゆく。単に”縄文時代”が終わったのではなく、”列島の縄文世界”が終わってしまったのだ。
 その後に展開する弥生時代古墳時代以降の時間のなかで、列島の東半部から西に向かうような変革の波、新たな文化の波は起きたのだろうか。
 もしあるとすれば、平将門源頼朝を生み出した時代ではなく、江戸時代や明治時代でもなく、おそらくは東京という都市がTOKYOという顔をもつようになった時代ではないだろうか。
 そして今、21世紀の時代、一つの時代の画期をつくるような変革の波が、列島の東半部から生まれることを夢見ている。大陸や半島からでもなく、西欧からでもなく、太平洋のかなたの国からでもなく、列島の東半部から、遠い国にまで伝わっていく波が生まれてほしい。
 
1月13日の海-定位置に留まるミサゴ
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水鳥の羽根のメッセージ
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