enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

2014.3.15

 社会人となって、家と職場を往復する暮らしをしていた時代、道端に咲く小さな花を楽しみに歩くことなどなかった…ように思う。
 ただ、その頃でも、山道を歩きながら、いつも思い出す句があった。芭蕉の「山路来て なにやらゆかし すみれ草」という句だった(長らく、蕪村が詠んだものだとばかり思い込んでいたのだけれど)。
 その後、自分の周囲の世界を見回す時間を持つようになって、惹かれる花はしだいに小さなものになっていった…ように思う。
 今日、水辺の楽校の道端には、ヒメオドリコソウホトケノザがあふれるように咲いていた。そして、”上流ワンド”の道際には星のようなハナニラも。
 
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色濃くなった紫色の畑
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