enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

2014.5.14

 数日前から気になってしょうがない。
 通りの電柱の横に、細い柱(構内柱というのだろうか)が立っている。
 そのてっぺんあたりから、細くてにぎやかな声が聴こえてくるのだ。下の道路からは何も見えないのに。
 そして、エサをくわえたシジュウカラがやってきて、その柱のてっぺんに留まる。
 柱のてっぺんの空洞に巣を作って子育て中なのだとわかった。こんな場所で・・・と感心してしまう。雨が降ったら、柱の中は水浸しにならないのだろうか。あの細い空洞に何羽のヒナがエサを待っているのだろうか。
 
 それからというもの、気になってしょうがない。外に出るたびに、ヒナの合唱が聴こえる。道路に立ち止まって眺めていると、エサをくわえた親がやってくる。柱のてっぺんに留まっては、その中に頭を入れて、エサを与えている。ヒナの姿は見えないけれど。
 
 今日の夕方、外に出ると、やはり、エサをくわえた親の姿があった。ただ、いつもと違って、柱のてっぺんに留まっても、エサを嘴にくわえたままだ。何度も何度も柱に留まるのに、エサを離さない。エサをくわえたまま、電線に移っては、また柱に戻ったり。それを何度も繰り返している。
 どうやら、ヒナに巣立ちをうながしているのだ。でも、ヒナは柱のてっぺんから出てこない。まだ巣立ちたくないのだろうか。
 明日は朝から雨なのに・・・小さな鳥の子育てが気になってしょうがない。
 
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 (携帯で)
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                                  (携帯で)
 
(望遠レンズで)
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【追記:5月15日の朝、親鳥の飛来はなかった。また、ヒナの鳴き声も聞こえなくなった。写真を撮ったあと、14日のうちに巣立ったのだろう。無事でありますように。】