enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

2014.5.23

 午後の浜辺。
 通り雨で、砂の色が濃くなっていた。
 ウミネコの群れが、鳴きあいながら空を舞う。
 波の音を聴きながら渚伝いにゆっくり歩いた。 
 この波のリズムはどこから生まれてくるのだろう。
 いつも、私の呼吸のリズムを鎮めてくれる。
 家では気管支が細まっていたのに、気がつくと、波と一緒に気持ちよく息をしていた。
 家ではさまざまな思いがよぎるのに、気がつくと、からっぽな心が潮風に吹かれていた。
 いいな、海はいつも。
 
イメージ 1
五月の渚
 
イメージ 2
カップで築かれた城塞都市 
 
イメージ 3
通り雨に濡れてみずみずしい浜辺の花たち