enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

2014.9.29

 昨日の夕方、散歩に誘われた。
 今日は富士山が見えるかもしれない、との言葉に、じゃ行こうかな、と応じる。
 今年はどうしてか、数えるほどしか富士山を見ていないのだ。
(応じ合って出かける・・・『陰陽師』の好きな場面を思い出した。晴明と博雅が「行こう」「行こう」と交わすシンプルな言葉。晴明と博雅の二人にはシンプルな言葉が似合う。)
 浜に着く。海を見て思わず「ウォ~っ」と声をあげた。それほどの大波が次から次へと押し寄せてくる。この海のずっと先に、今、台風が進みつつあるのだ。波消しブロックも転がってきそうなほどの大波。ずっと見とれてしまう。富士山は二の次になった。
 やがて、太陽が山の端に隠れそうに暮れてきた。西の空に、富士山がシルエットを大きく浮かび上がらせてゆく。
 今日、散歩に誘ってくれてありがとう。
 
      大波
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パフ(ザ・マジック・ドラゴン)イメージ 2
 
夕焼け
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