enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

2014.12.12

 昨年は、秋口から皮膚や気管支の炎症が長引いて、短い秋を楽しむことができなかった。
 今年の秋になった。
 久しぶりに京都に出かけてみたいと思いながら、果たすことなく年末を迎えてしまった。海と図書館へ通い、時々電車で外出する…そんなことを繰り返してきた。
 そして冬になった。
 12月、自分の誕生日を迎えて、これまでにない感慨のようなものがあった。家族の亡くなった年齢を越えたり、近づきつつある年齢になったから。そうだったのか…あの時の亡くなった年齢とは、今の自分のこんな感じ…こんな身体だったり、こんな心持ちだったのだと思った。
 自分が、亡くなった家族より長く生きたことを思い、産み育ててくれた両親にも心のなかで感謝した。今年の12月は、そんなふうに年を取った。
 
  図書館前のイチョウ
イメージ 1
 
12月11日の海
イメージ 2