enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

2014.12.15

 昨夕、安曇野の友人から「今朝は雪かきで汗をかいた…」とメールが届いた。
 そして、初めての干し柿つくりの報告も書かれていた。
 今秋、指に血豆を作りながら大量の柿の皮むきをしたその成果…干している柿を時々柔らかくなるようにもんだこと、約一か月干して箱に入れた柿を毎日揺すっていたこと、その結果、見事に白い粉を吹いて、とびきりの甘い干し柿になったことが書かれていた。
 ふんだんに生った柿の実に手をかけ時をかけ、その”妙なる調和”としての干し柿の極上の甘さを味わう暮らし。反自然の生活を繰り返す私には手の届かない憧れだ。
 彼女のメールは、その日の選挙結果を待つ気持ちとして、「もっと怒りの声をあげよ!」という言葉で終わっていた。
 一つのマツリゴトが終わった。怒りの声がまとまった力になってミコシを担ぐのは、今回ではなかったのだ…一晩眠ってモヤモヤとした気持ちは切り替わってしまった。我ながら速い…これも年の功かもしれない。