enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

2015.01.25

 今日、友人と国会包囲の“人間の鎖辺野古に基地はつくらせない!-”に参加した。
 平塚の海辺に育った私にとって、辺野古の海の問題はそのまま、『もし、それが平塚の海だったら…』という惧れにつながるもののように思う。海を身近に感じながら育った自分の思いは、自然なものだ。
 友人からは、何か青いものを身に着けて参加を、と言われていた。きっと辺野古の海の色なのだろう。いくつも青いものを身に着けて出かけた。変な感じだ。
 地下鉄の出口でビラ配りも手伝うことになった。ビラ配りは四半世紀ぶりだ。昔と同じようにビラを差し出しながら、若い時の自分とは重ならない自分を感じた。今の自分がいる、というような感じだろうか。
 次々に人々が集まってきた。みんなどこかしらに青色を主張している。全身が青色に覆われた人もいた。配備された警察官や私服の人たちも、必ず青い海が好きな人たちなのだと思った。きっと、守りたいものの優先順位がそれぞれ違ってくるのだ。大人になると。
 “人間の鎖”は2回、余裕をもってつながった。青い波のイメージになっただろうか。また、沖縄の現地に、今日、国会議事堂前に集まった人々の声は届いただろうか。私にできることは、いつも、みんなと声を合わせること、手をつなぐことぐらいだけれど。
 
国会議事堂前をジュゴンの親子が泳ぐ
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