enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

2015.12.3

 午後になって外に出る。雨上がりだ。しっとりした冷たい空気。それはキラキラしていない。やっぱり冬なのだ、と思う。
 何かを調べようとの目的も無いのに、それでも図書館に向かう。たぶん、私は家を出て、どこかに通わずにいられないのだ。自分とは違う場所が必要なのだと思う。
 師走という〆切間近のような時を刻む商店街を抜ければ、木々の中に図書館がある。私とは違う場所。そこには、見知らぬ時間の海が広がっているように思う。

雨上がり(12月3日の黄葉)
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 今夜、はやぶさ2が地球をすり抜けてゆく。 
 そして、油井さんはもうすぐ地球に還ってくる。
 私たちが暮らす地球を、空から眺めてくれていたお月様がいなくなるようで、ちょっとさびしい。
 明日は二十三夜のお月様に逢えるだろうか。そんな時間まで起きていられるだろうか。