enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

2016.3.7

 昨夕、外に出ると、今にも雨が落ちてきそうな空だった。
 家の近くのサクラの木が白々としていた。つぼみが一斉に大きくふくらんでいたのだ。ほころびはじめているものもあった。明日の雨を思い、白い丸々としたつぼみに携帯をかざした。
 帰宅して、去年の手帖を見る。
 「3月11日 地震から4年。午後、総合公園へ。梅満開。桜もわずかに。風が冷たい。」とあった。
 やはり、今年はウメもサクラも早い春を告げている。東北地方にも、今年の春は早く訪れるだろうか。

イメージ 1
3月6日のサクラ

『相模集全釈』から
227  春雨の ふりぬることを 思ふには ただつくづくと 袖ぞ そほつる

3月7日のサクラ
イメージ 2