昨夕、外に出ると、今にも雨が落ちてきそうな空だった。
家の近くのサクラの木が白々としていた。つぼみが一斉に大きくふくらんでいたのだ。ほころびはじめているものもあった。明日の雨を思い、白い丸々としたつぼみに携帯をかざした。
帰宅して、去年の手帖を見る。
「3月11日 地震から4年。午後、総合公園へ。梅満開。桜もわずかに。風が冷たい。」とあった。
やはり、今年はウメもサクラも早い春を告げている。東北地方にも、今年の春は早く訪れるだろうか。
3月6日のサクラ
『相模集全釈』から
227 春雨の ふりぬることを 思ふには ただつくづくと 袖ぞ そほつる
3月7日のサクラ