enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

2016.5.30

 29日、ホトトギスの声を聴ける頃…と期待しながら、高麗山に出かけた。
 いつものように仄暗い山道を抜けて八俵山の尾根道に出る。緑が明るく輝く。一休みして浅間山に向かおうと歩き始めた時、不意をつくようにホトトギスが啼いた。北の林の奥深いところから聴こえてくる。耳を澄ます。すぐに啼きやんでしまう。また歩きはじめる。
 その後、数回ほど、ホトトギスは短く啼いては声をひそめることを繰り返した。八俵山に向かう帰り道、最後の啼き声を聴いた。今年最後のホトトギスの声かもしれない…五月という季節が過ぎてゆくことを思った。

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浅間山の空

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イチヤクソウ…丸いハチ(クロマルハナバチ?)がうつむく花にしがみつくようようにとまった。わずかの間、蜜を吸って(?)飛び去った。あとで写真を確かめると、花に頭をうずめるハチの黒い背中、オレンジ色のお尻がぼんやりと写っていた。

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トキワツユクサ…この花の名を調べてみて”要注意外来生物”に指定されていることを知った。”オタズネモノ(?)”の存在にも、光と雨はそそがれる。