enonaiehon

私の第三十四夜をつづります。

ともに座り込むことはできないけれど。

 友人からメールが来た。
 そのなかに「沖縄 さまよう木霊 ~基地反対運動の素顔~」という番組のアドレスが載っていた。
 
 言いようのない反感に心臓が脈打った場面もあった。
 
 座り込む人の眼。
 見つめている先には何があるだろう。
 
 腹の据わった声は地に根を張っている。
 言葉は命に裏づけされている。
 
 番組を作った現場の人々の存在も感じた。
 観終わった時、励まされたように感じた。
  
 彼らの直接行動に加わることなく、私は画面を見つめるだけだ。
 それでも、彼らの側にいるのを感じた。
 私にもまだできることがあるように感じた。