友人からメールが来た。
そのなかに「沖縄 さまよう木霊 ~基地反対運動の素顔~」という番組のアドレスが載っていた。
言いようのない反感に心臓が脈打った場面もあった。
座り込む人の眼。
見つめている先には何があるだろう。
腹の据わった声は地に根を張っている。
言葉は命に裏づけされている。
番組を作った現場の人々の存在も感じた。
観終わった時、励まされたように感じた。
彼らの直接行動に加わることなく、私は画面を見つめるだけだ。
それでも、彼らの側にいるのを感じた。
私にもまだできることがあるように感じた。