友人からの誘いで、この冬、沖縄へ出かけることになった。
その旅の日程のなかでは、辺野古も訪ねることになっていた。
まだ見ぬ辺野古の海…私たちが訪ねたその時、あなたは虚しく埋め立てられた姿なのだろうか? それとも、青い海のままで私たちを迎えてくれるのだろうか?
その辺野古の海の現状をとらえたチラシが昨日届いた。
先月末の時点で、「埋立地区②」の護岸工事が、あと89mを残すのみなのだ…と分かった。
そして、「迫る埋立土砂搬入は8月17日」ということも。
「土砂」…有無を言わせぬ破壊力を見せつけるもの。
その破壊力を前にして、無言のままに埋もれてしまうものたち。
無力感で押しつぶされる者たち。
それでも、私たちにはまだ、かろうじて言葉と行動が残されている。
たとえ、ささやかな言葉でも、ささやかな行動でも。
無言のままには埋もれない。
(photo by shigeruhirai)