9日の朝の空気には、再び30度越えの暑さを覚悟させる気配があった。
今日は9日であることを思い、そして昨夜、翁長さんの訃報が流れたことを改めて思い返した。
8月という季節には、6日、9日、15日と、堰き止められる時間がある。
そして、そこに連なるように、翁長さんは8日という日に時間を堰き止めたように思えた。
その堰き止められた力の作用を確かめようと思った。
その力の作用は、先月27日に辺野古埋立承認撤回を表明した翁長さんの姿のなかで確認することができた。
その動画のなかで、翁長さんは、アジアの地勢のなかでの沖縄の位置づけ、希望ある未来への思いを力強く語っていた。それは決して最後の言葉として語られたのではなかったはずだけれど、沖縄の一人の政治家の最後の姿、最後の言葉になっていた。堰き止められた時間の力が加わっているのだと思った。
8月9日の薔薇
8月9日の空
氏は最後にどのようなことを語ったのだったか。その言葉を求めて、先月27日に行われた辺野古埋立承認撤回の表明を聞いた。
そこには、沖縄の一人の政治家の
活力あるアジアの地勢のなかでの沖縄の位置づけ、希望ある未来への思いを力強く語っていらっしゃいました。
あれほどの強い思いを残して逝かれた