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私の第三十四夜をつづります。

2018.9.20 ~晩夏の七日間~ (4) 白馬五竜

 9月も下旬…白馬村で過ごした時間が、あっという間に日常の時間といっしょくたになって埋もれてゆく。時の過ぎ去る速さが、そのまま、私の中心が空洞化してゆく速さに感じられる。そして、乏しくなった気力をかき集めるにも、乏しい気力が必要なのだ

 それにしても、写真とは何だろうと改めて思う。そこに写っているものは何なのだろう?と。 
 撮ったその瞬間、それは”存在の抜け殻”に置き換わっているようだ。
 やれやれ…とにかく自分の儚い記憶装置として、撮りためた写真を時系列でまとめておこうと思う。

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雲間の五竜岳?(白馬五竜植物園から):
快晴とはいえない空模様のなかで、幸運にも垣間見ることができたと思った五竜岳(たぶん…)。

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戸隠連峰(白馬五竜植物園から):
右端(南端)の小さな低い▲形の山は、長野市鬼無里地区の「一夜山」(約1560m)。
同じ名前の「一夜山」(約840m)が、足元の白馬村にもある。鬼無里の一夜山から、こちらはどのように眺望できるのだろうか。

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小蓮華山?にかけての稜線(白馬五竜植物園から):
手前の緑の稜線は八方尾根。中央の建物は八方池山荘?(長野オリンピックスタートハウスではなく、リフトの最終地点の八方池山荘の建物の可能性)。

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オオタカネバラ

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白馬村の七日間のなかで、雨風の強い山道で時に気が滅入りがちになった。そんな時、この小さな花の白さがひときわ明るく見えた。

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白馬三山(左‐白馬鑓ヶ岳、中‐杓子岳、右‐白馬岳、白馬五竜植物園から):
白馬村の七日間のなかで、白馬岳にはいつも雲がかかっていた。

唯一、白馬岳が姿を見せた一瞬の一枚(ピンボケでしたが…)
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ベニヒカゲ:
今回、この蝶が高山でしか見られない蝶なのだと知った。翅の色に「ベニ」は見当たらないように見える。『ベニヒカゲさん、貴方は“日蔭”が好きなのですか?』

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キアゲハとタムラソウ

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アカタテハ(「ベニヒカゲ」としていました…うろ覚え以前の間違いでした…)とタムラソウ

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赤くなり始めたイワショウブ

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白馬村に架かった虹:
まわりから次々と「虹!」の声があがった。少し降りた地点で、虹の左端が同じように現れているのを見ることができた。

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雨に洗われた(?)ハクサンフウロ