9月も下旬…白馬村で過ごした時間が、あっという間に日常の時間といっしょくたになって埋もれてゆく。時の過ぎ去る速さが、そのまま、私の中心が空洞化してゆく速さに感じられる。そして、乏しくなった気力をかき集めるにも、乏しい気力が必要なのだ
それにしても、写真とは何だろうと改めて思う。そこに写っているものは何なのだろう?と。
撮ったその瞬間、それは”存在の抜け殻”に置き換わっているようだ。
やれやれ…とにかく自分の儚い記憶装置として、撮りためた写真を時系列でまとめておこうと思う。
快晴とはいえない空模様のなかで、幸運にも垣間見ることができたと思った五竜岳(たぶん…)。
小蓮華山?にかけての稜線(白馬五竜植物園から):
手前の緑の稜線は八方尾根。中央の建物は八方池山荘?(長野オリンピックスタートハウスではなく、リフトの最終地点の八方池山荘の建物の可能性)。
オオタカネバラ
白馬村の七日間のなかで、雨風の強い山道で時に気が滅入りがちになった。そんな時、この小さな花の白さがひときわ明るく見えた。
白馬三山(左‐白馬鑓ヶ岳、中‐杓子岳、右‐白馬岳、白馬五竜植物園から):
白馬村の七日間のなかで、白馬岳にはいつも雲がかかっていた。
唯一、白馬岳が姿を見せた一瞬の一枚(ピンボケでしたが…)
ベニヒカゲ:
今回、この蝶が高山でしか見られない蝶なのだと知った。翅の色に「ベニ」は見当たらないように見える。『ベニヒカゲさん、貴方は“日蔭”が好きなのですか?』
キアゲハとタムラソウ
アカタテハ(「ベニヒカゲ」としていました…うろ覚え以前の間違いでした…)とタムラソウ
赤くなり始めたイワショウブ
白馬村に架かった虹: